青ジャ――ジ！！！（秘密有）

・・・良いのか？それで良いのか？
　
　
俺は駅までチャリ通である。
そいで、大きな道路を通る時は右側通行な為、対向車で風が強い。
そして、言わずもがなスカートがヤバい。
　
あれどうにかならないんだろうか。
まぁ別に捲れたって下には中学の指定の青ジャージ（半）を着用だから構わないんだけど、「女の子なんだからきちんとしなさい」と母に言われた（ちっ

そして先日、強風の日。

捲れました。
その時、車の方を何となしに見ていました。
茶髪の運転手（20代・♂）が凝視していました。
勿論スカートの中を。

・・・えぇ！！？
良いの！？良いの！？
ごっめん、色気もへったくれも何も無いジャージだよ！！
そんなに目を輝かされても！身を乗り出されても！！
っていうか前見ろよ！！！

丁度車が信号待ちだった為、俺が通り過ぎるまで見てた彼。
・・・何か申し訳なかった。うーん、それでも見たいのか。
　
　
そう思いつつチャリを漕いでいると、また強風が襲ってきた。
捲れた。押さえた。
音速の速さで道路を見る。
スーツの運転手（40代・♂）がにこにこ笑っていた。
っていうか目が合って苦笑された。
丁度車が信号待ちになりそうだったので、ゆっくりすれ違った。
　
　
大きい道路に出て、多分カップラーメン作れるかどうかくらいの時間。
何ていうかもう、色々と面倒になってきた。

その日俺は、歩きの柊と家まで一緒に帰る決意をした。
そして俺は、女の子の面倒さを思い知った。

スカート丈腿くらいの人ってどうするんだろう。お疲れ様です。
ジャージでも女子高生に夢を抱くか。ご愁傷様です。