続・初体験。

2006年9月15日
電車で俺の隣に座った大学生くらいのお兄さん。俗称先輩。
………飢え飢えだったんだなぁ…
 
 
 
 
停車中、後輩たちと雑談する先輩。
内容は右から左だったが、声が誰かに似ている気がした。
誰だ…誰なんだ。

脳内検索を掛けていると突然、
 
先輩「ねーっ?」
 
 
………
…………えっ今の俺に話し掛けたの!!?
 
 
こ、こっち見てたよーな…どれだけ女の子という存在に飢えていたんですか先輩。

そして今の「ねー?」で更に聞き覚えが高まり、誰だろう…と思っていると。
先輩が声をあげて笑った。
 
 
……福山潤だ!!
 
そうだ、普段はそうでもないけどふとした瞬間声高くなると似てるんだ地声に!
イヤさすがに潤潤よりは低いけど。あーあぁカイルーパンドラー!
 
そしてその後2回俺に「ねー?」という先輩。
その度に後輩に呆れられ、飛び出す衝撃の発言たち。
 
 
 
 
 
「だって可愛いじゃーん!」
 
 
………
…………おい今カワイイとか聞こえた気がしたましたが?

うーわー、こんなのが可愛いってどれだけ女の子と接点が無いんですか。
周りに居るだろもっとキラキラしい女の子が!美脚出して!
 
 
本を読んでいたので解らなかったが、後輩たちが物凄く冷たい視線を投げたのだろう。
先輩は言った。
 
 
「えーすっごいタイプだしー」
 
 
………
…………おい今未知の単語が耳に届いたんだけど気のせいだよな?
 
 
その後2回くらい同じような単語が飛び出し、俺の心の中は色々な思いで一杯だった。
 
 
 
 
帰宅後。

俺「……っていう事があったんだけどさぁ、喜ぶべき?それとも『こんなのですみません』って謝るべき?」
母「うーん、女の子と触れ合ってなかったんじゃない?」
俺「あーやっぱり?『女の子久しぶり』とか言ってたし」
姉「電車くらいでしか女の子の隣座れない生活も悲しいね」

俺「っていうか見ず知らずの人間から可愛いなんてほぼ初体験なんだけど」
母「そりゃぁアンタ可愛いもん」
俺「……身内に言われてもなぁ、何ていうか…。最近不細工ではないと思うようになってきたけど」

姉「ヨルヤすっごい可愛いよー?黙ってれば
母「うんうん、ヨルちゃん美少女だもんね。黙ってれば
俺「……二人とも黙ってればって強調し過ぎでは…」
母「事実だし。じっと本読んでれば文学美少女だよ」

姉「口開くとギャップが凄いけどね」
母「うーん、ちょっとキツいかなぁ…」
姉「黙ってればね…可愛いのに」
俺「………そんなに口悪いかなぁ、正直なだけなのに」
母「ヨルちゃんちょっと正直すぎるからねー」
 
 
………(誉められた事を)喜ぶべきか、
(「黙ってれば」が付いた事を)嘆くべきか、
(先輩に「実際こんなのです」と)謝るべきか…
 

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